ツナ缶雑記

ぐうたらSEのブログです。主にマイクロソフト系技術を中心に扱います。

PCをRyzen 9 5900Xで組んだ話(グラフィックボードの選択編)

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本シリーズのまとめはこちらにあります。

tsuna-can.hateblo.jp

前回はCPUとPCケースを選ぶところまで書きました。 今回はグラフィックボードをどのようにして選んだか、といったあたりを書いていこうと思います。

前回の記事はこちらからどうぞ。

tsuna-can.hateblo.jp

メーカーを選ぶ

Ryzen 5900Xは、CPU自体にグラフィックボードが付属していません。 そのため、グラフィックボードを別途用意しなければなりません。 現在世の中に出ているグラフィックボードは、主にAMDの開発しているRadeonNVIDIAの開発しているGeForceという大きく2つの種類があります。 これらのGPUを使って、各社が様々な冷却機構を実装したグラフィックボードを作り、世に送り出しています。 なので、まずはRadeonなのか、GeForceなのか、これを選択しなければなりません。

Ryzen 5900XはAMDが提供するCPUなので、同一メーカーのだすRadeonのほうが良いかなーと当初は思っていました。 しかも、Radeon 6000番台とRyzen 5000番台、500系チップセットをあわせて使ったときに、Smart Access Memoryなる高速化機構が使えるとか、いろいろアドバンテージがあるように見えていました。

ですが、最終的に選んだのはGeForceでした。 最大の理由は信頼性です。 Radeonに限らず、AMDって出始めのころの安定性、信頼性が悪い印象がありました。 自作PCならトラブルはつきものですが、無駄に時間を浪費するのはうれしくないです。 事実Radeon 6000番台のリリース後はドライバーの不具合とかいろいろささやかれていたりして、メインマシンとして使うのに不安がありました。

もうひとつの理由が入手性です。 Radeonを選ぶなら6000番台かなーと思っていたのですが、いざリリースされてみたら全く市場に出回っていません。 初回ロット以降ほとんど入荷情報を見かけませんでした。

というわけで、GeForceを選択することとなりました、

型番を選ぶ

GeForceを選んだとして、どの型番を選ぶか、実は最後の最後まで迷いました。 今回はRyzen 5900Xを使うということで、PCIe 4.0が使えます。 まずはPCIe 4.0が使えるもの、という前提で、型番を選んでみました。

GeForce系でPCIe 4.0に対応しているのは2020年後半にリリースされたRTX 3000番台の物たちです。 私が組み立てた2020年末の時点では、RTX 3090、3080、3070、3060Tiの4種類がリリースされていました。 これらの中から選ぶことにしました。

私は今までPCゲームをほとんどやってきていません。 今後は時間ができたらPCゲームも体験してみたいなー、次のファイナルファンタジーはPCでやってみようかなー、といった感じです。 なのでRTX 3060Tiで十分だし、値段が安ければRTX 3070でもいいか(年末めっちゃ頑張って働いたからご褒美!)と思っていました。

本当ならここで、同じRTX 3060Ti、RTX 3070の中でも、メーカーとかブーストクロックの違いとかで、製品を選ぶべきなんだと思います。 ですが、2020年末は入手性も悪化していて、そもそもほしいものが手に入る状況ではありませんでした。 そして、同じRTX 3060Ti同士なら、オーバークロックされていてもたいして変わらんだろ、という思いもありました。

そんな私は年末年始のセールでいい感じのが出ないかずーっと監視していました。 そうしたら、出てきましたよ。 パソコン工房さん。

https://www.pc-koubou.jp/shopinfo/contents/sale_flyer_hatsuuri.php

年始の初売りセールでRTX 3060Ti(MSI RTX 3060Ti TWIN FAN OC)が税込みで5万円切ってました。 というわけで、こいつをメインターゲットに据えることにしました。

年始セールで買ったものは。。。

ということで、元旦からパソコン工房さんの通販ページに張り付いて、お目当てのものを購入すべく準備。

結果、こちらを購入しました。


はい、RTX 3070です。 簡単に言うと、争奪戦に敗れました。。。 その後ダメもとでRTX 3070をぽちったら、買えてしまったと。 税込み約66,000円。 RTX 3070にしてはそこそこ安いけど、メインターゲットと比較すると高い。 あきらめよう、これで快適にゲームできる(時間あれば)。 ということで自分を納得させたのでした。

その他の選ぶポイント

私は割と雑な感じで製品を選んでしまいましたが、これができた理由に、PCケースに大型のものを選択したことがあります。 小型のケースの場合、グラフィックボードが入らないことがあるので、ケースの説明書をよく読んで、入るサイズなのか確認しましょう。 特に高性能なグラフィックボードは想像以上にでかいです。 長さはもちろんのこと、高さも注意して確認しましょう*1

また厚みも注意しましょう。 小さいサイズのマザーボードを選ぶ場合、それにあわせてケースを小さくすると、グラフィックボードの厚みが収まりきらないことがあるようです。 RTX 3070以上の製品の場合、2スロットでは収まらないものが多いようです。

そして最後に、端子の種類を必ず確認しましょう。 最近のグラフィックボードは、Display Portが3つ、HDMIが1つ、という組み合わせが良く見られます。 自分の使いたい端子がついているか、不足していないかを確認しておくと良いと思います。

後日談

2021年1月末になって、急激にグラフィックボードとかの値上げが続いていますね。 私が買ったモデルは、一時75,000円くらいまで下がったものの、本日は80,000円近くの値段がついています。 そう考えると、年始に購入した値段は相当にお買い得だったようです。 いずれにせよ、この値段を即決できるレベルまで身を粉にして働いておいてよかった(いや良くない)。

次回に続く

*1:サイズ問題に直面することが非常に多いので、先にケースを選んでしまって、そこに入るグラフィックボードを探す、というアプローチも私はありだと思います。