Visual Studio 2019 の 16.9 あたりの更新から、単体テストの実行完了時に音を鳴らすことができるようになりました。 あまり良いとは言えませんが、テストの実行に時間を要するようなケースでは、テストを流しながら別の作業をすることもあるのではないでしょうか。 テストの実行完了を音で判断できるので、並列作業が非常にはかどります。
環境
- Windows 11
- Visual Studio 2022
今回は上記の環境での設定例を示しますが、 Windows 10 や Visual Studio 2019 16.9 以降でも、ほとんど同じ方法で設定可能です。
設定方法
[ツール] メニュー > [オプション] を選択します。
左側メニューから [テスト] > [全般] を選択します。
右側ペインの [サウンドの構成] ボタンを押下します。
[サウンド] ウィンドウの [プログラム イベント] の一覧から [Microsoft Visual Studio] を探し、その中にある [テストの実行失敗] または [テストの実行成功] を選択して、 [サウンド] のドロップダウンから鳴らしたい音を選択します。 [参照] ボタンを押下すると、ローカルマシン内のサウンドファイル (*.wav) を使うこともできます。
設定が終わったら [OK] ボタンを押下して保存します。
Visual Studio の [オプション] ダイアログに戻り、 [テストの実行が完了したら音を鳴らす] にチェックを入れて、 [OK] ボタンを押下します。
これでテストの成功・失敗にあわせて好きなサウンドを鳴らすことができます。
まとめ
非常に地味な機能なのですが、裏側でテストを走らせることの多い私には非常に重宝する機能です。 テストが終わったことに気づいていなかった、みたいな無駄時間を減らすことにつながっています。
好きなサウンドを選べるのもうれしいです。 テスト成功時はテンションの上がるサウンドを、テスト失敗時は恐怖心をあおるサウンドを設定して、開発作業を楽しんでいます。