2020 年末に構築した Ryzen 9 5900X 搭載の PC 、こちらには Seagate FireCuda 510 1TB の m.2 SSD を搭載しています。 詳細はこちらに書いている通りです。
この記事でも書いた通り、 FireCuda 510 は仮想マシンのイメージ置き場として活躍してもらっています。 現状 3 台の仮想マシンを置いていて、同時起動しても問題ないレベルで使えています。 PCIe 3.0 接続ですが、性能的には十分満足できるレベルです*1。
Seagate FireCuda 530
そんな中、なんと Seagate から FireCuda 530 がリリースされるというニュースが飛び込んできました。 520 から PCIe 4.0 接続ができるようになったものの、 I/O 性能は微妙で、価格帯も少々お高め、という割と謎な位置づけの製品でした。 530 はどんなもんかね、とスペック表を見てみると、 520 から大幅に性能向上している様子が見て取れました。
1TB モデルで比較するとこんな感じです。
項目 | FireCuda 520 | FireCuda530 |
---|---|---|
シーケンシャル読取り | 5000MB/s | 7300MB/s |
シーケンシャル書込み | 4400MB/s | 6000MB/s |
ランダム読取り | 760,000 IOPS | 800,000 IOPS |
ランダム書込み | 700,000 IOPS | 1,000,000 IOPS |
データシート上は、 Samsung の 980 Pro とほとんど変わらない値になっています。 お値段も 26,000 円前後になるようで、十分戦える価格設定です。
あとこのモデル、なんと 4TB モデルが出るそうです。 4TB モデルの発売日は 2021 年 9 月 10 日で、まだもう少し先だそうです。 PCIe 4.0 対応、かつ高性能な 4TB モデルは今まで存在していませんでした。 両立を求める人には最適な選択になりそうです*2。
メインの用途は PS5 の拡張用?
PS5 の拡張用 SSD の要件って結構厳しい仕様になっていますよね。 FireCuda 530 はこの要件にしっかり合致するものになっています。 しかも 4TB クラスの m.2 SSD で要件にあうのは FireCuda 530 くらいしかないんじゃないかと思います。 PS5 の拡張用 SSD としてのほうが、もしかしたら人気が出るかもしれませんね。
まとめ
あまり注目度の高くない Seagate の SSD ですが、カタログスペック通りの性能が出るなら良い選択肢になりそうな気がします。 特に大容量モデルの登場は、うれしい人にはうれしいはずです*3。 誰かレビューしてくれないかな。