Core 第 12 世代 CPU を用いた PC を作るシリーズは、今回で最終回です。 ここまでに選定してきたパーツと、流用するパーツを合わせて最終構成を書いてみようと思います。 また流用するパーツを組み合わせて、消費電力と電源ユニットの過不足を確認します。
パーツリスト
今回選定したパーツのリストをまずは載せてみます。 「*」マークを付けてあるのは手持ちパーツからの流用品です。
※ 掲載している価格は 2022/02/13 現在、私が Web 検索によって確認できた最安値です。 その価格で購入できることを保証するものではありませんし、それが本当に最安値かどうかも保証できません。 あくまで参考としてご覧ください。
パーツ | 製品 | 価格 |
---|---|---|
CPU | Intel Corei7 12700K |
49,780円 |
CPU クーラー | Deepcool AK620 |
7,479円 |
メモリ | CORSAIR CMK64GX4M2D3600C18 |
41,520円 |
マザーボード | ASRock Z690 Pro RS |
25,108円 |
PC ケース | MSI MPG SEKIRA 100P |
12,800円 |
SSD1 | Plextor PX-1TM10PGN |
16,980円 |
SSD2* | SAMSUNG 980 PRO 1TB |
20,500円 |
SSD3* | Seagate FireCuda 510 1TB |
14,420円 |
グラボ* | ASUS DUAL RTX3070 O8G | 終売 |
電源* | Corsair RM750x -2018-750W 80PLUS GOLD |
13,970円 |
電源容量を確認する
今回は電源を流用するため、念のため消費電力を計算しておきます。 以下のようなツールを用いて、消費電力を見積もるのが良いと思います。
PC電源容量計算【2022年最新版】 | BTOパソコンミニ館
今回の構成で消費電力を計算すると、 PL1 の時間帯で最高負荷がかかったとき 500W 程度です。 750W 電源でも十分足りそうです。
まとめ
CPU の価格はだいぶ落ち着いてきましたし、マザーボードのご祝儀相場も徐々に解消されつつあります。 メモリも一時の高騰具合から比較すると、高騰前の価格帯程度まで落ち着いてきています。 残る課題はグラボの調達のしにくさでしょうか。
私の場合は過去パーツを流用することで、ある程度楽しめる構成を組むことができました。 不要なパーツを中古販売すれば、さらに軍資金を稼ぐことができます。 これも自作 PC の良いところだと思います。
流用したものを除くと、おおよそ 15 万円程度で組めてしまいます。 また手元にある少し弱いメモリを流用すれば、 11 万円程度で構成できます。 この価格なら、多少メモリを妥協しても問題ない気がしてしまいますね。
長いこと Core 第 12 世代の PC 構成について検討を重ねてきました。 皆さんの PC 構成作りの参考になれば幸いです。
シリーズリンク
Core 第 12 世代の PC 構成を考えるシリーズはこちらからどうぞ。
- 第 1 回
- Core 第12世代の PC 構成を考える(CPU編) - ツナ缶雑記
- 第 2 回
- Core 第12世代の PC 構成を考える(DDR4 vs DDR5) - ツナ缶雑記
- 第 3 回
- Core 第12世代の PC 構成を考える(PCケース編 その1) - ツナ缶雑記
- 第 4 回
- Core 第12世代の PC 構成を考える(PCケース編 その2) - ツナ缶雑記
- 第 5 回
- Core 第12世代の PC 構成を考える(Z690 / H670 / B660 / H610 の選択) - ツナ缶雑記
- 第 6 回
- Core 第12世代の PC 構成を考える(マザーボードの選択) - ツナ缶雑記
- 第 7 回
- Core 第12世代の PC 構成を考える(CPU クーラーの選択) - ツナ缶雑記
- 第 8 回
- Core 第12世代の PC 構成を考える(メモリの選択) - ツナ缶雑記
- 第 9 回
- Core 第12世代の PC 構成を考える(SSD の選択) - ツナ缶雑記
- 第 10 回
- 本記事